作業するときや移動中など、生活の中に音楽が馴染んでいるという人は多いと思います。最近は電車内で簡単に動画鑑賞もできるようになりました。
個人的にも友人同士でおすすめのYoutubeを紹介し合うことがあり、話題にのぼった動画を流れで一緒に観ることがよくあります。友人のイヤホンを片耳だけ貸してもらうことがあるのですが、そのときに気になるのが耳のにおいです。
この記事では気になるイヤホンのにおいの原因と簡単にできるお手入れ方法を紹介します。
目次
イヤホンのにおいの原因
イヤホンのにおいの原因はいくつか考えられます。あまりにもひどい場合は病気が関係していることも。
1番臭いやすいイヤホンは「カナル型」
現在家電量販店に売られているイヤホンには、装着の仕方が異なる種類が複数存在します。
インナーイヤー型
人気のAirpodsを想像すると分かりやすいインナーイヤー型。耳の手前の部分に装着するタイプで高音が綺麗に聞こえると言われていますが、音漏れしやすいという難点があります。
カナル型
耳栓のように耳の奥まで差し込むタイプ。密閉度が高く、低音やに定評があります。
イヤーフック型
街中でもたまに見かけるイヤーフック型は、耳にかけて固定しやすいためスポーツをしている人にも人気です。耳に入れる部分はインナーイヤーとカナルどちらのタイプもあります。
耳の中に直接入れるということは共通していますが、特に注意したいのが「カナル型」のイヤホンです。耳の奥に先端部分のイヤーピースが触れてしまい、耳垢やにおいが付きやすいと言われています。
イヤホンに付いた菌が繁殖
イヤホンで蓋をされた耳の中は、湿度が上がりやすく菌が好む環境になってしまいがち。登下校や通勤時間、勉強中など長時間にわたって使っていると細菌が繁殖してしまうリスクが高まります。
私もやってしまっていた友達との貸し借りも、菌の交換してしまっている可能性があるので要注意。
外耳道真菌症による耳だれ
「外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)」はイヤホンの長時間使用によって発症する可能性がある病気です。主な症状としては耳垢の過剰形成や痒み、耳漏(じろう)難聴などが挙げられます(1)。
中でも耳だれ(耳漏)には細菌感染によって生じた膿が混ざり、悪臭をともなう粘性の液体が出てくることもあるそうです。
ワキガ(腋臭症)が原因の場合も
イヤホンを使ったあと、いつも湿っぽい脂のような汚れが付いてしまう人はワキガ(腋臭症)がにおいの原因かもしれません。一般的にワキガは遺伝による先天性のもので、耳垢の性質を診断基準の1つとして採用しているそう。
耳垢がカサカサとした乾いたものならワキガの可能性は低く、反対に脂質を含む湿り気のある耳垢の場合はワキガの可能性が高いことが明らかになっています。
定期的なお手入れでイヤホンのにおい対策
イヤホンには意外とにおいのリスクがあることが分かりましたが、使用時間や衛生状態に気を付けていれば基本的には予防可能です。
除菌シートで拭く
毎日とは言いませんが、週に1〜2回はイヤホンの掃除をするのがおすすめです。ウェットシートなどを使えば簡単に除菌できますよ。
音が出る部分は網目状になっていて少し拭きにくいですが、つまようじを包むようにして掃除するとかなり汚れが取れるので試してみてください。
イヤーピース(イヤーチップ)を水洗いする
臭いやすいカナル型イヤホンを使っている場合、耳に入るイヤーピースの部分を取り外して洗うのも効果的です。洗面器などに薄めた中性洗剤を張り、手洗いすればOK。
洗った後は乾いたタオルで水分を拭き取ってよく乾かしましょう。
低反発のものなど、水に濡らすと傷む原因になってしまうタイプもあるので洗う前の確認は必須です。
参考 イヤーピースの手入れ方法は?marantzパーツを交換する
イヤーピースはシリコン製やウレタン製のものが多く、比較的簡単に掃除できます。とはいえ使っているうちに劣化していく消耗品なので、汚れや破損がひどいときは交換することをおすすめします。
部品だけなら買い換えてもそこまで高くなく、リーズナブルなものなら1ペア1000円以下で購入できますよ。
装着部にカバーを付ける
ワイヤレスイヤホンの場合は付属のケースが充電器になっていることも多いですが、コードのイヤホンだとさっと結ぶだけでバッグにしまうことも多いですよね。
耳に触れる部分にキャップやカバーを付ければ、埃やゴミの予防になるので菌の繁殖を抑えることができます。
貸し借りしない
いくらカバーを付けて菌の繁殖を予防しても、人とイヤホンを共有してしまうと努力が水の泡。
親しい友人でもお互いのためにイヤホンの貸し借りは避けるようにしましょう。
まとめ
毎日のように使うイヤホンには嫌なにおいの原因が潜んでいます。定期的なお手入れをして清潔に保つことが大切です。
- 使用後はこまめにウェットシートで除菌する
- イヤーピースは取り外して掃除する
- 定期的にパーツの交換をする
- 装着部分にはカバーを付けて埃対策をする
- 人との貸し借りはしない
コメントを残す