早いもので4月もすでに半ば。暖かくなってきたと思って油断していると、真冬のような寒さに逆戻りする日も多く慌てて冬物の服を引っ張り出したところです。
防寒ファッションアイテムといえば、内側までモコモコして温かいムートン素材が安定の人気を誇っていますよね。「UGG(アグ)」や「MINNETONKA(ミネトンカ)」などを筆頭にいろいろなブランドがブーツや手袋、コートなどを展開しています。
私もかなりの冷え性なのでムートンブーツを重宝していますが、何回か履くと臭ってしまうことも。
この記事ではムートンブーツの内側についた嫌なにおいの取り方を紹介します。長く気持ちよく履くためには定期的なお手入れをすることが大切です。
目次
蒸れが原因!ムートンブーツの嫌なにおい
他の靴と同じようにムートンブーツには足のにおいがつきやすいのが難点。ブーツ型の特性上、乾燥しづらく菌が繁殖してしまいやすいことが一因だと考えられます。
羊毛が汗を吸収
私たちの足裏には汗腺の一種である「エクリン腺」が集中していて、汗をかきやすい部位であることが明らかになっています。
ムートンブーツの内側全面に張られている羊毛などの天然素材は吸水性に優れていることが知られ、足にかいた汗がインソールに染み込んでしまうのは避けられません。

ブーツの構造は湿気や熱を逃しにくく、汗や汚れが蓄積されることで臭ってしまうのです。
タイツでにおい倍増
冬にブーツを履くときはタイツをはく人がほとんどだと思います。私自身もよくする組み合わせですが、靴下に比べてタイツは汗を吸いにくく靴の内部は蒸れてしまいがち。
通気性の悪いムートンブーツの中は高温多湿な状態になってしまいます。足のにおいの原因であると皮膚の常在菌が好む環境ができあがってしまうのです。
カビ発生の可能性も
ムートンのような素材の場合、おそらく1年を通して出番があるのは秋・冬のみ。1シーズン履き終えたら保管して、また次のシーズンに履くという流れだと思います。
半年以上の長期にわたって保管する際に気をつけたいのがカビです。靴箱にしまう前に乾燥や汚れ取りなど適切なお手入れをしていないと、菌が繁殖しやすい環境がつくられてしまいます。
参考 ブーツの湿気が気になります。収納の方法、カビの予防法を教えてくださいエステー1年ぶりに取り出してみたらカビがびっしり…なんて恐ろしいですよね。
ムートンブーツのにおい対策
お気に入りのムートンブーツを長く履くためには、におい対策を含め定期的なメンテナンスが欠かせません。
風通しのいい場所で陰干し
基本的なことですが、履いたあとのブーツはしっかり乾燥してから片付けることが大切です。玄関などの影で風がよく通る場所に出しておくのが理想的。
ただし、早く乾かそうとしてドライヤーやヒーターからの温風にあてるのは避けましょう。表面が傷つき、最悪の場合ひび割れてしまうこともあります。
乾燥剤でブーツを乾かす
菌の繁殖を防ぐためにとっても大切なのが「乾燥」です。
個人的におすすめなのはシリカゲルなどの乾燥剤を入れておくこと。おせんべいのファミリーパックに付いているあの小袋です。
最近は100均で売っているのを見かけますが、手に入らない場合は新聞紙を丸めて詰めておくだけでも効果的。乾燥剤入りのブーツキーパーなら型崩れ予防にもなって一石二鳥ですよ。
「グランズレメディ」ですばやく消臭
靴のにおいに悩んだときは、とりあえず「グランズレメディ」という消臭パウダーを使うようにしています。家族からも彼氏からも散々足のにおいを指摘されてきた私ですが、グランズレメディを使い始めてから劇的に足の悪臭が改善されました。

とにかく効果がすごいので周りにも言いふらしているほど。
布や革、天然素材など種類を問わず使えるのが嬉しい。また、粉末状なので追加で乾燥させる手間もありません。
スプレー類のしみに注意
「簡単にお手入れしたい!」と考えて、市販の消臭剤や防水スプレーを使っている人は多いのではないでしょうか?
ムートンブーツのような厚みがあって柔らかい素材は1度濡れてしまうと深部まで水分が染みてしまいます。水分が蒸発しようとするときにムラができ、このムラがしみとして残ることも少なくないそう。
スプレーを使うときはブーツの表面部分に水分がかかりすぎないように注意しましょう。
まとめ
ムートンブーツはモコモコ素材が温かく真冬にはうってつけですが、足のにおいがついてしまいやすいのが悩みどころ。特にシーズンの終わりには丁寧なお手入れをすることが大事です。
- 風通しのいい場所で陰干し
- 乾燥剤を使って乾かす
- 「グランズレメディ」ですばやく消臭
- スプレーによるシミに要注意
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