石鹸とお湯どっちが正しい?迷いやすいデリケートゾーンの洗い方をまとめてみました

トイレに入ったとき、ふわっと上がってくる自分のデリケートゾーンの臭いが気になったことがある人も多いと思います。こまめなパンティーライナーの交換やビデの使用で改善はされるものの、におい対策にはやはり毎日の洗浄が欠かせません。

内容が内容なだけに他の人に聞きづらいのでネットで調べてみるも、発信者の立場によって明確な正解は示されず迷ってしまいますよ。私自身も長年の間お湯で簡単に洗ってすませていましたが、ふとこれでいいのか?という疑問が湧いてきました。

この記事では意見が割れやすいデリケートゾーンの洗い方を紹介します。どちらの意見も理解したうえで、自分に最適なケア方法を見つけましょう。

石鹸ありorお湯のみ

おそらく1番最初にぶち当たるのが「陰部は石鹸で洗ってもいいの?それともお湯の方がいいの?」という疑問だと思います。調べてみると、石鹸を使うか否かは医師の間でも立場が分かれやすいことが判明。それぞれの言い分を見てみましょう。

石鹸を使うときは成分に注意

お湯だけでは洗浄力が弱く、十分に汚れを落としきれないというのが石鹸推奨派の主な意見です。詳しくは次の項目に譲りますが、石鹸といってもいろいろな種類があるので陰部を傷付けないようなアイテム選びが大切です。

個人的には1〜2年前からデリケートゾーンは石鹸で洗うようになってにおいが軽減したので、個人的には石鹸を使うケア方法が合っているかなと感じます。

お湯にも洗浄力はある

ここ数年で「湯シャン」という言葉も登場したほど、お湯の洗浄力を支持する声も聞こえてきます。私たちが服を着た状態で付着する汗や剥がれた角質などの汚れは、ほとんど水溶性のもの。

ボディソープで洗うのは落ちにくい汚れやにおいが気になったときだけでOKとする医師も一定数いるようです。

参考 医師の間で広まる「洗いすぎない」スキンケア術 NIKKEI STYLE

また、お湯で洗うときは30〜39℃くらいの体温に近いぬるま湯を使うと身体への負担が少ないと言われています。

ボディソープor専用石鹸

いざ石鹸を使ってお手入れしようしたときに気になるのが、普段のボディソープで洗ってもいいのかどうか。結論から言えば、デリケートゾーンを洗うときは専用石鹸を使うのがベストです。

市販のボディソープは刺激が強い

一般的に、腕やお腹などを洗うための身体用ボディソープはpH10前後の弱アルカリ性の製品が多いと言われています。

pH(ペーハー)値って?
pHとは溶液中の水素イオン濃度を示す数値のこと。7を中心にpH値が1〜6だと酸性、8〜14だとアルカリ性を示す。

私たちの皮膚はpH4.5〜6.5ほどの弱酸性であるため、洗浄力の強いpH11以上のアルカリ性ケア用品を使うと肌荒れや炎症を起こす可能性も。

特にデリケートゾーンは膣内が酸性であるため、他の身体の部位と比べると酸性度が高くpHは3.5-5.5程度。市販のボディソープでは刺激が強すぎることになります。

デリケートゾーン専用石鹸は弱酸性がおすすめ

デリケートゾーン専用の石鹸やボディソープは数多く存在し、ほとんどが弱酸性と弱アルカリ性の2種類です。

肌質にもよるので一概には言えませんが、オイリー肌で皮脂の分泌が多いと感じる人には弱アルカリ性、敏感肌・乾燥肌の人には低刺激な弱酸性が適していると言えます。

乾燥肌の私は以前弱アルカリ性の石鹸を使ったときに肌のつっぱりを感じ、今は弱酸性のものを選ぶようにしています。また生理的pHに近い弱酸性製品の方が皮膚のバリア機能を保てることも明らかになっているので(1)、何から使えばいいか分からない人には弱酸性の石鹸がおすすめです。

ただし、弱酸性製品の中にも肌に必要な油分を洗い流してしまう「界面活性剤」が平均以上に含まれることがあるので成分チェックもお忘れなく。

恥垢(ちこう)落とすor落とさない

デリケートゾーンのひだ部分をよく見てみると、白いカスのような垢が溜まっているのが分かると思います。この垢は恥垢(ちこう)と呼ばれ、皮脂やおりものなどが混ざり合うことで生成されるそう。

恥垢は落とすべき

いろいろな産婦人科のWebサイトを確認してみましたが、恥垢は毎日洗浄して落としたほうがいいという意見が多数派のようです。

私自身もポロポロしたカスのにおいが強いと感じることが多く、大陰唇(だいいんしん、外側のひだ)の外側、大陰唇と小陰唇(しょういんしん、内側のひだ)の間をそれぞれ3〜4回後ろから前方向へ優しくなぞるように掃除しています。

指の腹で優しく取り除く

陰部の皮膚はとっても薄いので、恥垢を落とすといっても身体を洗うスポンジやタオルでゴシゴシこするのは厳禁。指の腹を使って優しく撫でるように洗います。

爪が伸びていると粘膜を傷つけたり菌を移してしまったりする可能性があるため、デリケートゾーンを洗うときは爪が清潔かどうかもあらかじめ確認しておく必要があります。

参考 デリケートゾーンは洗わない方がいいの?湘南美容クリニック

また、膣内部まで無理に洗ったり力を入れてこすったりすると、膣の自浄作用が乱されて菌が侵入し炎症を引き起こす原因になりかねません。あくまでも表面を綺麗にすることを心がけましょう。

まとめ

ネット上に流布しているデリケートゾーンの洗い方に関する情報は、どっちつかずのものも多く迷ってしまいます。特に専用石鹸の種類は人によって使い心地や効果も異なるため、自分の肌の状態を見極めることが大切です。

デリケートゾーンを洗うときのポイント
  • お湯洗いにも一定の洗浄力はある
  • 肌への刺激が少ない専用石鹸で洗う
  • 恥垢は指の腹を使ってしっかり落とす
  • 膣内には自浄作用があるので洗う必要なし

参考リンク

1. 奥田峰広・吉池 高志(2000)「皮膚洗浄方法の角層バリア機能に及ぼす影響について」『日本皮膚科学会雑誌』110(13)

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